Hej、リコリスです

北欧ときいて思いつくものの一つにデザインやインテリアをあげる人も少なくないと思います
具体的なイメージがわかないとしても漠然と北欧っぽいという言い方を空間や商品に対して抱くことがあるはずです

北欧スタイルの空間を日本で検索すると、白を基調とした清潔感のある空間や、木材のもつ温かみを生かした空間などなど、たくさんのイメージが出てきます
ではそもそもなぜこれほどたくさんの人を魅了するほど北欧のインテリアは魅力的で、デンマークの人たちはどうやってその感性を磨いているのでしょうか

北欧に来てインテリアについて感じたことを少しずつ連載していきます

デンマーク人の部屋は広い

デンマーク人の家に何度かお邪魔する機会がありましたが、そのどれもが日本とはどこか違う、センスとしかいいようのない差を感じました
整理や整頓が行き届いていて、まとまっていると言ってもいいのかもしれません
ですが、ミニマリストのようにものが極端に少ないわけでもありません
それを実現している一つに空間の大きさがあると思います

広い空間を維持する設備

日本との大きな差、それはまず空間の大きさの違いにあります
日本の家、特に少し古い家では、ダイニングキッチン、リビング、個室、それをつなぐ廊下といった感じで、部屋と部屋がしっかり分離しているのが一般的です

それに比べてデンマークの家は、個室以外の空間は連続している場合が多いです
つまり、大きな一つの空間になっています
しかも天井高も日本より20-30cm高いです
そんなことをすれば、冷暖房の効率が非常に悪くなりそうなものです

しかしそんなこともありません

なぜならデンマークの夏は非常に過ごしやすく、窓を開ければクーラーも必要がないほどで、広い空間はむしろ風を通し、家を涼しく保つことができます
そして冬にはセントラルヒーターが昼夜問わず家を温め続けます
実はデンマークのある程度の大きさの町には、水道や電気と同じように、熱が供給されています
これがデンマークの冬を支えています

しかも窓はペアガラスが基本なので冬も半袖で家で生活できてしまうのです

こうした設備のおかげでデンマークのように冬の厳しい国でも大きな部屋が維持できるというわけです

日本でこれは可能なのか

デンマークの家のように大きな空間、間仕切りのない連続した空間を日本で実現しようと思うと、簡単な道のりではないと思います
それなりの設備投資は避けられないでしょう
夏と冬の寒暖差の条件があまりにも違うこととセントラヒーターのような家全体を温める設備が一般的ではないからです

なので、まずインテリアを北欧のような広々として余裕がある空間にするために最も大事なことの一つ
それは夏の暑さ対策と、冬の寒さ対策ということになります
あまりのも現実的で面白くない結論になっていまいましたが、またの機会にインテリアについて書いてみようと思います



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