ラウンドタワー
知られざる魅力
Hej、リコリスです
コペンハーゲンの観光地のおすすめでよく目にするのがラウンドタワー
しかし、一体どんなところなのか、なぜ行った方がいいのかピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか
ラウンドタワーってそもそもなんなのか、なぜおすすめ観光スポットに入っているのか詳しく解説します
特殊な建築様式で建てられた三位一体教会
あまり知られていませんが、ラウンドタワーは “Trinitatis-Komplekset”、トリニタティス・コンプレックス(3つの複合建築物)の一部です
ラウンドタワーのすぐ横には三位一体教会が併設されています
ラウンドタワーの中からも三位一体教会がみられるようになっていますが、中に入るためには外側から回る必要があります
後述しますが、ラウンドタワーは比較的夜遅くまで入ることができますが、三位一体教会は教会ですので、早めに閉まってしまいます
クリスマスに行った時はクリスマスツリーも飾られていました
教会そのものはシンプルな作りです
ヨーロッパ最古の天文台、ラウンドタワー
インターネットなどで調べていて、意外とこの一番重要な情報が述べられていないことが多い気がします
コペンハーゲンのラウンドタワーはヨーロッパにある天文台の中で最も古いです
そもそも、ラウンドタワーって天文台だったの?って方ももしかしたらいるかもしれませんね
17世紀に学者にとって重要な3つの施設を集めることを目的として建設されたのがトリニタティス・コンプレックス
その一部がラウンドタワーで、天文台の役割をになっていたのです
今となってはあまり高い建物には感じられませんがですが、当時としては、とても高い建物だったであろうことがわかります
ただのコペンハーゲンの中でも高い建物というだけではなく、そういった歴史的背景もラウンドタワーにはあるのです
必見!螺旋の坂道?独特の建築様式
コペンハーゲンに来る多くの方は、デンマークの近代的な建築などを楽しみにしているかもしれません
しかし、デンマークはモダンな建築物だけでなく歴史的な建築物もユニークで独特なものが多く学ぶところがたくさんあります
ラウンドタワーもその一つです
螺旋階段というのは聞いたことがあるかもしれませんが、螺旋廊下ってあまり聞きませんよね
ラウンドタワーの一番の売りであるこの建築様式は大変興味深いです
延々7回半、螺旋の廊下を登り続ける以外に塔の上まで行く方法はありません
しかし、長い螺旋廊下の途中にトリニタティス・コンプレックス最後の施設を見学することができるので、思ったほど苦ではないはずです
モダンな展示が見られる大学図書館ホール
歴史的建造物の中でモダンな展示ってどういうことと思われるかもしれませんが、ラウンドタワーの螺旋廊下の途中には、かつて大学図書館として使われていたホールが存在します
このホールは今では、図書館としてではなく展示やその他の文化イベントなどのために使われています
1961年に一度図書館としての幕を閉じ、1987年に改装して大学図書館ホールという名前で、展示などをすることで一般公開されています
今回はアートの展覧会をしていました
中は基本的には撮影も自由なようです(展示によってはダメな場合もあるかもしれません)
テーブルと椅子が片隅に用意されているので、少しこちらで休憩することもできます
夜遅い時間の観光もできる
天文台であるということもあって、ラウンドタワーは比較的夜遅い時間まで観光が楽しめます
コペンハーゲンはどこも閉まるのが早くて、夜観光するところがないとお困りの場合はラウンドタワーを夜に残しておくのがおすすめです
夏の時期の火曜と水曜は18時から21時の間、天文台も解放されているようです